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おしゃれでコンパクトサイズの雛人形の人気ランキング11選


3月3日は雛祭り。
桃の節句とも呼ばれ、女の子の誕生と健やかな成長を願ってお雛様をお飾りする特別な日です。
お雛様の歴史はとても古く、起源は平安時代にまで遡ることができます。 
1000年以上もの長い時間、お雛様は途絶える事なく脈々と伝えられてきました。

雛人形の魅力とは?

お雛様の魅力はなんと言っても美しさと可愛らしさ。
お着物の色や、女雛の胸元と袖口を彩る重ねの色のハーモニーの美しさ。
見つめるこちらが自然に笑顔となってしまう優しい微笑みのお顔の可愛らしさ。
平安絵巻でしか見る事ができない束帯十二単姿 (そくたいじゅうにひとえすがた) を再現したその姿の美しさはいつの時代も女の子の憧れの的です。

雛人形を飾る時期

お雛様を扱うお店では <節分が過ぎてから大安や友引などの暦の良い日を選んで飾るといいですよ。> と教えてくれていると思います。
これは旧暦を使っていた昔々からの風習で、節分の日は現在の大晦日のような日にあたり、1年の厄落としと迎える新しい年の福を呼び込むために豆撒きをしました。その風習の名残が <節分が過ぎてから大安や友引などの暦の良い日を選んで飾るといいですよ。> なので、節分過ぎの大安や友引にお飾りするのが良いと思います。
でもでも…… その言葉の後にもう一言 <こだわる必要はないですよ。> と続くのが工房凧スタイル。                       コロナの様な非常事態を経験し会いたい時に会える事がどんなに大切なのかを痛切に感じました。
だからこそ年末やお正月などに離れた家族や親戚、友達と会う機会があるのならそれに合わせてお飾りして、皆さんに見ていただくのはとても素敵だし、本当は桃の節句というのだから旧暦の3月3日( 現在の4月上旬) に桃の花もお飾りして無病息災を祈りつつ雛祭りを楽しむのも素敵だと思います。過去の風習を頭に入れつつ、My Style・Our Style を取り入れてお飾りしてもいいと思います。

雛人形の選び方とポイント

日常品を選ぶのだったらほとんど問題はないけれど、お雛様は普段ほとんど見ないものだから選ぶとなったらハードルが高くなってしまいます。
教えてくれる人によって言う事が違ったり、文章だと長かったり難しかったり、写真だけだと違いが分かりにくかったりとそれはそれは大変。

そんな時は下の4つのポイントを参考にしてください。

雛人形の選び方① 第一印象

1番大切なのは第一印象です。 大切なお嬢さんへの贈り物だからこそ良いお雛様をと思い、SNSやお店でさまざなお雛様を見て、またいろいろな話を聞くとだんだんと何が良かったのか分からなくなってしまいがちです。そこで重要なのが第一印象。
<あ、このお顔可愛い♡> とか <わぁ、このお着物のきれい!>とか、そんなポジティブな印象の心に響くお雛様を探してください。

雛人形の選び方② サイズ

次のポイントはサイズです。 サイズはお雛様の大きさではなくて、お雛様をお飾りする飾り台や収納箱の大きさです。
お迎えしたお雛様をどこにお飾りしますか? どこにお飾りしてあげたいですか?
例えば…
①みんなが集まる部屋の食器棚やサイドボードの上、あるいは敷布を敷いて床に飾る
②寝室や子供部屋などのチェストの上
③音楽をする方だったらピアノの上
④玄関の下駄箱の上
⑤和室があったら床の間
といった場所が候補に上がります。①から⑤それぞれにスペースが異なるので、お飾りする場所がある程度固まると選ぶサイズが決められます。
1番大きなサイズのお雛様をお飾りできるのは①の敷物を敷いて床に飾るスタイル。
1番小さなサイズは④の玄関の下駄箱の上になるかもしれません。
ですが、基本は < みんなが毎日お雛様に会える所 > が最高の場所なので、その点を頭の隅に入れておいてサイズを決めていただけるといいなぁと思います。

雛人形の選び方③ 収納スペース

サイズと同じくらい収納スペースもポイントです。お雛様の飾り方には親王飾り、収納飾り、ケース飾りの 3種類があります。 
収納箱飾りやケース入り飾りの良い点はお雛様やお道具などが全部1つの箱にまとめられるところで、紛失の心配がなく安心です。 
親王飾りの良い点はお雛様はお雛様の箱、お道具はお道具の箱と全部が別々になっているからまとまったスペースではなくてちょっとした空間があれば収納できる事です。 ただ、大体5個ほどの箱に分かれているのでそれぞれの場所を覚えておく事が必要になります。 

雛人形の選び方④ 予算

最後のポイントは予算です。 予算と聞くとイコールお金はいくら? になってしまいがちですが、高い・安い といった金額が重要なのではなく、
気に入ったお雛様を選んでいただきたいと心から思います。日常品と違い、お雛様は人生で1度だけお買い求めいただくお品物。
< あ、可愛い♡ このお雛様を飾りたいなぁ。> と感じたお雛様に巡り会えることが1番の幸せだと思います。

人気のコンパクト雛人形11選! 

工房凧がお薦めする人気のコンパクト雛人形セットをご紹介いたします。 

今どきのお雛様 小芥子親王飾り・はるか

自然素材の持つほっこり感がポイント

春を彩る桜の花を刺繍や蒔絵などのさまざま手法でお雛様のお着物や屏風、雪洞、お道具に描きました。
屏風の左右と飾り台には自然素材を取り入れました。ほっこりとしたあたたかな印象の親王飾りです。
男雛女雛のお着物は淡い紫とピンクの京都西陣金襴を選び、袖口や重ねは春らしい明るい色で彩りました。 
飾り寸法は幅48cmと飾り映えのするセットで、その上 省スペースなサイズです。

今どきのお雛様 収納箱芥子親王飾り・はるか

ピンクぼかしの優しい印象がポイント

ピンクぼかしに桜を刺繍した可愛らしい生地で2曲1双屏風を仕立てました。
収納箱には自然素材を取り入れました。木肌のほっこり感が心地よい飾り映えする収納箱飾りです。
お雛様のお着物は桜柄の京都西陣金襴から、男雛はアイボリー、女雛はローズピンクを選びました。
飾り寸法は幅50cmと省スペースで、棚の上にも、このまま床に飾ることもできる万能セットです。

今どきのお雛様 上芥子親王飾り・うらら

お雛様を包む和紙独特のぬくもり感がポイント

2曲1双屏風というクラッシックスタイルの屏風を淡い桜色の越中和紙で仕立てました。春の柔らかな日差しのような明るい印象です。お雛様のお着物は、段織りという西陣金襴から同じ柄の上品な白とピンクを選びました。柄のある部分では華やかさ、無地の部分では糸の艶やかさが感じられます。お雛様の左右には楚々とした紅白梅を配しました。飾り寸法は幅48cmと飾り映えがするセットで、その上 省スペースなサイズです。

今どきのお雛様 柳親王飾り・つきか

お月様の中心の可愛らしい吊るし飾りと手のひらサイズのお雛様がポイント

飾り寸法・幅35cmの、とってもコンパクトな親王飾りです。
手のひらサイズのお雛様とお月様の中心の可愛い吊るし飾りが一際目を惹きつけます。
男雛のお着物は春の空をイメージした淡い水色、女雛のお着物はピンクのグラデーション。ポイントに若草色を加えました。ちょっとしたスペースでOKなので飾る場所にお悩みの方にぜひ見ていただきたいセットです。

今どきのお雛様 柳親王飾り・きらら

ミルキーホワイトの屏風と手のひらサイズの春色お雛様がポイント

春空を彩る桜の花をイメージした手のひらサイズの春色お雛様をミルク色の屏風にセットしました。
上品で華やか、清楚さも感じる初節句にぴったりな親王飾りです。飾り寸法は幅40cmととってもコンパクト。ちょっとしたスペースでもこんなに素敵に飾れるので、飾る場所にお悩みの方にぜひ見ていただきたいセットです。お雛様の左右にあるピンク色の雪洞に灯りをともすと、また違った雰囲気もお楽しみいただけます。

今どきのお雛様 柳親王飾り・きらら

紫と白のコントラストの美しさがポイント

白い桜と紫の桜を全体に織り込んだ濃い紫色の西陣金襴を男雛に、白地に白い桜をちりばめた清楚な西陣金襴を女雛に選びました。春風に舞う枝垂れ桜を描いたオフホワイトの2曲1双屏風とちょっと大人っぽい雰囲気のお雛様がよくあった、目を惹きつける魅力ある親王飾りです。飾り寸法は幅38cmととってもコンパクト。
ちょっとしたスペースでも自分らしく素敵に飾りたいという方にぜひ見ていただきたいセットです。

大人っぽいお雛様 小芥子親王飾り・かのん

大人になっても飾れるシックさがポイント

今までご紹介してきたセットは可愛い感じ、明るい感じのセットが多かったのですが、がらっと印象の違う
こちらのセットもお薦めです。可愛いセットは赤ちゃんが少し大きくなった時に喜んでもらえる事を1番に考えていますが、こちらのセットでは大きくなっても飾って欲しいという願い込めて考えています。
今はまだ分からないかもしれないけれど、少し大きくなって< 私のお雛様きれい!>と言ってもらえたらどんなに嬉しい事でしょう。素敵な思い出を1年1年積み重ねていっていただきたいと願っています。
飾り寸法は幅45cmと飾り映えのする、その上 省スペースなサイズです。

今どきのお雛様 小芥子親王飾り・うらら

春がお部屋にやってきたようなあたたかさがポイント

ピンクは女の子の大好きな色。一足早くお部屋に春が訪れたような、あたたかさと可愛さの溢れる親王飾りです。春に染まったお着物姿のお雛様。女雛の重ねには春の彩りを添えました。屏風には昔々から日本にある遊具の手毱と桜を刺繍しました。雪洞に灯りをともすと雛祭りの雰囲気が一層高まります。飾り寸法は幅48cmと飾り映えのするサイズで、その上 省スペースな点がお薦めです。

今どきのお雛様 収納箱上小芥子親王飾り・こはる

金屏風の煌めきとぼかし染めのお着物姿のお雛様がポイント

金屏風はお祝い事にはかかせないマストアイテム。昔々から現在まで、さまざまな華やかな舞台を支えてきました。その金屏風に現代感覚をちょっぴり加えてみました。刺繍の入ったお雛様のお着物は、白い生地を男雛は淡い紫、女雛は淡いピンクにぼかし染めをほどこした手の込んだ素材。収納箱には自然素材を取り入れました。飾り寸法は40cmとコンパクトでお片付け楽々。省スペースで飾れるので、飾る場所にお悩みの方にぜひ見ていただきたいセットです。

あたたかさいっぱいのお雛様 収納箱上小三五親王飾り・のどか

木目のほっこり感とお雛様の晴れやかな色彩のハーモニーがポイント

自然素材の持つほっこりとしたあたたかさが魅力の収納箱飾りです。お雛様のスタイルは女雛の単(ひとえ)が少し多めに見えるところが特徴の、現在のお雛様の元と言われる古今雛(こきんびな)を現代風にアレンジしました。男雛には清々しい白を、女雛には晴れやかな赤を選び、金彩と刺繍で雪輪と桜を描きました。
飾り寸法は幅55cmと省スペースで片付けも楽々。棚の上にも、このまま床の上にも飾れる万能セットです。

今どきのお雛様 収納箱小三五親王飾り・うらら

淡いピンクぼかしと伝統の重みある古典美のお雛様がポイント

屏風と収納箱のピンクぼかしが女の子のお祝いにぴったり。自然素材の柔らかさと愛らしさが溢れる収納飾りです。お雛様のお着物には七宝文や唐草、橘といった伝統文様を多色の色糸で美しく織り込んだ京都西陣金襴でお仕立てしました。お雛様もお道具も全部収納箱に入ってしまうので安心、そして片付けは楽々です。飾り寸法は幅55cmと省スペースなのに飾り映えする、棚の上にも、このまま床の上にも飾れる万能セットです。

ひな祭りとは?

ひな祭りは、はるか昔の奈良時代に中国から伝来した考え方と、もともと日本にあった風習が結びつき、
さらに平安時代に女の子のお人形遊びと一緒になり、それが少しづつ変化しながら脈々と伝えられ、現在のようなひな祭りとなりました。
1000年以上の時間の中でただ1つ 全く変わらずに受け継がれたのは、ひな祭りに込められた < 無事に大きくなりますように…。> という
子を思う親・家族の想い。いろいろな事を経験した現代のほうがその想いは強くなっているかもしれません。
世界中を探してもお雛様のように< お > と< 様 > という尊敬語が2つもついたお人形はありません。
ひな祭りは素晴らしい伝統文化、美しい心の結晶のような存在です。

雛人形の購入方法

以前だったらデパートや雛人形の専門店へ直接出かけて、見て、選んで、購入するというスタイルが一般的でした。 でも今はオンラインショップやカタログ請求といったスタイルもあります。
直接お雛様に会って、いろいろな点を見ていただくのが1番納得のいく方法だと思うのですが、寒い時期に小さい赤ちゃんを連れて行くのはちょっと考えてしまうところ…。
専門知識を持ったスタッフのいる専門店では商品説明やいろいろなアドバイスをしてくれたり、
オンラインショップでは気兼ね無く時間をかけて考えることができたりと、それぞれの方法に良い点と悪い点があるので、まずはママとパパや、ご家族で良く相談していただいて、どの方法が1番自分達にあったスタイルかを選んでいただけたらいいなと思います。

お雛様を購入される方は、以前ですとママの実家が買うのが一般的でした。
しかし最近は、孫の誕生という嬉しく記念すべきお祝い事はママ・パパの両方の実家で半分づつ出し合い購入するケースや、ママとパパのお二人で購入されるケースもたくさんあります。
誰が買わなければいけないという決まりは全く無いので、皆さんで和やかに相談していただき、素敵なお雛様をご購入いただけると幸いです。

まとめ

お雛様はお嬢様の誕生をお祝いしてお買い求めいただく大切なお人形です。
まさに一生で一度のお買い物。
そんな品物は他にどんなものがあるだろう… とよく考えることがあります。
ご来店いただいたお客様とお話しすると、とても大切に考えて、深く悩まれ、時間をかけて選ばれている事がよくわかり、私は背筋がぴっ!となります。
その想いをいつも心に置き、1体1体のお雛様を大切にお作りしております。

お雛様のスタイルも、飾る場所も、誰が購入するかも、昔と今では
大きくさまがわりしています。
< 早く片付けなければお嫁さんに行かれない > というのも迷信です。
以前の習慣にとらわれず、無理なく、楽しみながら、笑顔でお雛様を飾っていただき、みんなでお祝いをしていただけるといいな と心から思っています。

皆様が素敵なお雛様にめぐりあえますように!