<鬼は外>の鬼は…
小さい時はぜんぜん平気だったけど、ちょっと大きくなったら何だか恥ずかしく、すごく小さな声で <オニはぁ〜そと、フクはぁ〜 うち > と私。
<それじゃあダメダメ! 鬼がびっくりして逃げ出すくらい元気な声で!> とそれを聞いた両親。
これは私が小さな時の節分の日の会話 ( 笑 )
豆撒き後は自分の年の数だけ豆を食べ、残った豆はおやつ用にお砂糖で甘くしてもらい…と、今はとても良い思い出です。
2月3日は節分の日。最近は豆撒きの声を耳にすることはほとんどありませんが、この行事はとても大事なのです。
昔のカレンダーだと豆撒きするこの日が大晦日にあたり、次の日は『立春』で新しい年となるのです。
その最後の日・節分に、 過ごした1年間にあった悪い事と、次の新しい1年に起こるかも知れない悪い事を <鬼 >にみたて、豆を撒いて退治し、新しい1年の無病息災を祈るのです。
最近ではお部屋が汚れないようパックに入っているお豆もあるので、ぜひ豆撒きをして、良い1年を迎えてください♫♪♬
新しい年を迎えたら…
豆を撒いて鬼退治をしたら、次の日は立春。新しい年の到来です。良い日を選んでお雛様を飾りましょう!
カレンダーに書かれている「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」。
これは『六曜』と言い、占いの1つで、鎌倉時代の終わり頃に日本に伝わったとされています。
中でもお祝いに良いのは「大安」と「友引」
大安は…「大いに安らかでいられる日」として、結納や結婚式などのお祝い事や慶び事に最適と言われています。
友引は… 「友を引き込む」「友を引き寄せる」など、慶び事にふさわしい日と言われています。
ただ… 大安と次の大安の間、友引と次の友引の間は約6日間あります。
<明日は大安だから飾りましょう!> と思っても、何か用事ができてしまうと次の大安までしばらく待たなければなりません。その上、土曜日・日曜日・祝日が大安や友引にあたるとは限りません。
楽しい思い出…
30年近くお雛様にたずさわってきた私が思うのは…
赤ちゃんの世話をしながらお母さん1人で飾るのはとても大変😢 楽しい思い出になるはずが辛い思い出になりがちで、赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても、これはとっても寂しいと思うのです。
なので…
赤ちゃんの体調、お母さんの体調や予定を1番に考え、< 大安だけ > や < 友引だけ > にこだわらず、大安と友引の両方を候補にし、また、占いを気にしないのであれば全ての日を候補に、お父さんやご家族がお手伝いできて、半日くらい時間をかけられる第1希望日、第2希望日、予備日を決めておくのをお勧めします。
<飾る日はどんな日でもいいけれど、パーティーは良い日にします! > や、
<お正月に両親が来るので飾ります! >という方も今までにたくさんいらっしゃいました。
古い風習にあまり縛られすぎず、自由に! 笑顔で! 気持ち良く!が1番良いと私は思います😁